こんにちは、マオーです。
今回は【XRP(リップル)】という仮想通貨の特徴を書きました。
リップルは、国際送金サービスを軸としたプロジェクトを展開しています。
外国や日本の金融機関ともむずびついている、魅力的な仮想通貨です。
TwitterなどのSNSを見ても、保有している人が多い印象でした。
この記事では、
- リップルについて詳しく知りたい
- リップルって投資しても大丈夫なの?
という疑問にお答えします。
人気仮想通貨のリップルが、どのような特徴や将来性をもった仮想通貨なのか詳しく解説します。
記事を最後まで読めば、リップルの基本的な特徴がわかりますよ。
この記事を読んでわかること
リップルの特徴
リップルの将来性
チャートの動向やオススメの取引所
【基本情報】XRP(リップル)の特徴をカンタン解説

XRP(リップル)の基本情報を解説します。
下記の表に、リップルについてまとめました。
XRP(リップル)の基本情報 | |
通貨(トークン)名 | エックスアールピー |
プラットフォーム名 | リップル |
シンボル | XRP |
開発者 | ripple社 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
XRP(リップル)は、ripple社で開発された仮想通貨です。
本来は、
- 送金プラットフォーム名を「リップル」
- Ripple Netの中で使われる通貨を「XRP(エックスアールピー)」
と呼ばれています。
しかし、ここではXRP=リップルと考えてもらって問題ありません。
総発行枚数は「1000億枚」と決まっており、全て発行されています。
国際送金利用されることを想定して、作られた仮想通貨です。
リップルを知るうえで重要なポイントを、下記の5つからご紹介します。
リップルの5つのポイント
ブロックチェーンを使わない仮想通貨
国際送金でXRPを使えば送金速度はやい&手数料やすい
仮想通貨にめずらしい中央集権的な通貨
独自の送金ネットワーク「Ripple Net」を作成
金融機関との連携もある実用的な仮想通貨
それぞれ、詳しく解説していきましょう。
ブロックチェーンを使わない仮想通貨
XRP(リップル)は、ブロックチェーンをつかっていません。
じつは、これって非常にめずらしいことです。
ビットコインなどの代表的な仮想通貨は、「ブロックチェーン」を用いて作られていますから。
ほとんどの仮想通貨は、強いセキュリティを持つブロックチェーン上にデータを記録しおり、信頼性を担保しているのです。
一方で、リップルは「XRP Ledger」という分散台帳システムを使い、開発元のリップル社によって管理されています。
これは、仮想通貨でも最速クラスの送金速度を手に入れるために、「中央集権的システム」一部取り入れたということでしょう。
国際送金でXRPを使うとメリット⇒「手数料やすい&送金速度はやい」
国際送金でXRP(リップル)を使うメリットは、
- 手数料が安い
- 送金速度が速い
上記の2つです。
じつは、既存の国際送金システムを使うと、2000~6000円の手数料と1~3日の時間がかかります。
めっちゃ高いし、遅いしで使いづらいですね…
とくに外国人の手かせぎ労働者や海外に子供がいる親からしたら、痛い出費でしょう。
しかし、下記のツイートをご覧ください。
この2つのツイートのとおり、リップルなら約3秒という速さで送金できます!
しかも、送金手数料も0.0004ドル、日本円で0.045円です。
ふつうのお金を使うよりも、めっちゃお得と言えますね。
また、リップルは仮想通貨(暗号資産)全体でも、送金速度と手数料の安さはダントツです・
仮想通貨にめずらしい中央集権的な通貨
XRP(リップル)は、仮想通貨(暗号資産)の中でも珍しい、「中央集権的」な体制をとっています。
仮想通貨のほとんどは、国や中央銀行が発行する米ドル日本円のように、発行主体(中央銀行)が存在しません。
このことを、非中集権的と読んだりします。
ビットコインやイーサリアムの有名なものも含めて仮想通貨は、管理者が存在しない「非中央集権的」なものが多いです。
しかし、リップルには発行主体が存在する、中央集権的な仮想通貨です。
これは、
「リップルは国際送金に特化した仮想通貨であるため、より早い送金システムを実現する必要がある」
という理由が考えられます。
より速い送金システムの実現のためには、管理者の存在が必要ということですね。
ただ、100%中集権的ではなく、ある程度の管理をリップル社が行っているというのが、正しい表現になります。
独自の送金ネットワーク「Ripple Net」を作成
XRP(リップル)を発行するリップル社は、独自の送金ネットワーク「Ripple Net」を作成しています。
Ripple Netは、低コストで高速な国際送金を実現するために開発されました。
この送金ネットワークを今までの国際送金システム「SWIFT」と比較してみましょう。
SWIFT | Ripple Net | |
送金時間 | 1日~3日 | 約3秒 |
送金手数料 | 2000~6000円 | 約0.045円 |
上記の表からもわかるとおり、Ripple Netの方が格段に送金速度も手数料もうえですね。
Ripple Netは、3つのシステムで構築されています。
3つのシステムとは、下記を指します。
- xRapid
- xCurrent
- xVia
仮想通貨のリップルは、この3つのシステムの中で「ブリッジ通貨」として機能します。
- ブリッジ通貨とは?
- 2つの法定通貨間の「橋渡し」となる通貨のこと。
たとえば、Ripple Netをつかって日本⇒アメリカ間で国際送金を行うとする。その時、日本円がすぐに「リップル」に両替される。アメリカに送金完了される前に米ドルに両替される。
このように、異なる通貨間のつなぎの役割をする通貨のことを言う。
金融機関との連携もある実用的な仮想通貨
XRP(リップル)は、世界中のさまざまな金融機関と提携しています。
銀行などでリップルの技術が採用され始めているのです。
提携している金融機関は、
- シンガポール金融管理局
- イングランド銀行
- タイ銀行
- ゆうちょ銀行
などになります。
すべて、各国の中央銀行です。
アジアを中心として、リップルと提携する銀行が増えています。
日本の有名銀行とも提携しているのも注目ポイントですね。
XRP(リップル)の価値が上昇しない可能性・注意

XRP(リップル)の価値が上昇しない可能性として、下記の2つがあげられます。
- リップルを大量に保有するリップル社がたくさん売ってくる可能性
- リップルが有価証券と扱われるかも
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
リップルを大量に保有するリップル社がたくさん売ってくる可能性
XRP(リップル)の価値が上昇しない可能性として、
「リップルを大量に保有するリップル社がたくさん売ってくる可能性」
があります。
リップルを開発しているリップル社は、大量にリップルを保有しています。
リップル社は、利益を得るためなどの理由から、持っているリップルを定期亭に売りに出しているのです。
売りが多くなれば、価格も下落するので、価値が下がる可能性があります。
リップルが有価証券と扱われるかも
XRP(リップル)の価値が上昇しない可能性として、
「有価証券として扱われるかもしれない」
があげられます。
2021年5月時点で、リップル社は米証券法に違反しているということで、提訴され裁判をしています。
もしこの裁判にリップル社が負ければ、リップルは有価証券と扱われ、株式と同じ扱いなるということです。
そうなれば、価値はとんでもないレベルで下がるでしょう。
XRP(リップル)の将来性・値上がりするポイントは?

ここからは、XRP(リップル)の将来性・値上がりするポイントは、下記の5つです。
- さまざな国の銀行との連携強化
- インドという成長市場での普及
- Googleという大企業の出資
- 大手証券会社SBIとの連携による日本初の仮想通貨(暗号資産)送金サービス提供
- 基軸通貨となる可能性がある
それぞれ、詳しく解説します。
さまざなな国の銀行と連携強化
XRP(リップル)は、すでに各国の銀行と提携しています。
60社ほどの金融機関が参加するプロジェクトも展開しているのです。
また、リップルを使った実用実験も実施されています。
今後、各国の金融機関と連携を強化し行けば、価値の上昇が起こりえるでしょう。
日本でも、下記の銀行と提携していました。
- みずほ銀行
- 住信SBI銀行
- 三菱UFJ銀行
インドという成長市場での普及
XRP(リップル)が、成長市場のインドで使われ始めれば、価値の上昇が起きえます。
インドは、12億人の人口を抱える国です。
世界第2位に位置する人口数をもっています。
現在、大きな経済発展を遂げており、事業化たちが大きく注目している市場です。
このインド市場にリップルは、事業展開のための施策を進めています。
リップルがインドで普及すれば、さらなる価値上昇が起きえるでしょう。
Googleなどを含む世界的大企業の出資が増加する
XRP(リップル)は、Googleの子会社の「グーグル・ベンチャーズ」という会社の出資を受けています。
Google大企業に注目を受けているのは、とても良いことですね。
リップルの技術や将来性を、期待されていると言えますから。
また、リップルは他に下記の企業から出資を受けています。
- アクセンチュア
- CMEベンチャーズ
- SBIホールディングス
- シーゲイト・テクノロジー
などなど、多数です。
これだけの企業は、リップルに将来性を感じているのはすごいですね!
今後も、さらに出資する企業がふえれば、価値の上昇が期待できます。
大手証券会社SBIとの連携による日本初の仮想通貨(暗号資産)送金サービス提供
XRP(リップル)は、日本の大手証券会社「SBIホールディングス」と連携して、
「日本初の仮想通貨(暗号資産)を用いた国際送金サービスを展開」
しました。
このサービスでは、米リップル社の技術をつかって、フィリピン向けに送金を行います。
ついに、日本から初めての仮想通貨を用いた国際送金サービスが始まりました。
今後、このようなサービスがさらに普及すれば、リップルの将来性は高まると言えます。
基軸通貨となる可能性がある
XRP(リップル)は、「基軸通貨」となる可能性があります。
- 基軸通貨とは?
- 国際間で使わる通貨のこと。米ドルなどのことを指す。
ビットコインと比べると需要の少ない仮想通貨であるリップルですが、基軸通貨としての需要があるのです。
2018年12月には、もっとも有名な仮想通貨取引所の「バイナンス」が、リップルの基軸通貨として採用しました。
これにより、ほかのアルトコインを取引する際に、リップルを保有する必要があります。
つまり、リップルを保有するために買われる可能性が生まれるということです。
リップルが買われれば値段も上昇するので、値上がりの大きな要因となりますね。
XRP(リップル)の価格の動き・チャート

ここからは、XRP(リップル)の値動きを見ていきましょう。
リップルは、ビットコインが一時1BTC=600万円以上を記録したのにつられて、急騰しました。
その後は、価格が下落していっています。
今後は、リップルの国際送金サービスの普及や企業との提携などがあれば、値上がりも期待できるでしょう。
まとめ(XRPとは?特徴や将来性を解説)
XRP(リップル)の基本情報について解説しました。
リップルは、国際送金サービスに力を入れている仮想通貨です。
すでに各国の金融機関とも提携しています。
日本の大手証券会社SBIとも協力関係を結んでおり、期待できる通貨ですね。
今後、プロジェクトが進めば、値上がりの可能性は充分にあります。
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